第85回選手権大会は常総学院・坂克彦選手攻守の要で大活躍し優勝

●茨城県勢甲子園高校野球戦績上位校
・優勝
取手二 第66回選手権大会
常総学院 第85回選手権大会
・準優勝
常総学院 第69回選手権大会
・ベスト4
常総学院 第75回選手権大会
・茨城県勢甲子園高校野球出場回数上位校
常総学院16回、水戸商10回、竜ヶ崎一9回
・茨城県勢甲子園高校野球初出場
竜ヶ崎一 第4回選手権大会
・茨城県勢甲子園高校野球初勝利
水戸商 第19回選手権大会

1年生から3年連続出場の常総学院・坂克彦選手。
第85回選手権大会においては、攻守の要で本領発揮し、優勝につなげる。

第66回選手権大会決勝。
7回表2死一塁でPL学園の2年生・桑田真澄投手から
左越え本塁打を放ち、貴重な2点を加えた
取手二の1番・主将の吉田剛。
茨城県勢の初の栄冠をたぐり寄せる。

1984年夏第66回選手権大会決勝で、茨城県勢初の深紅の
大優勝旗を獲得。

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「KKコンビ時代」のPL学園に類を見ない夏の黒星を付けたのが
茨城県代表・取手二です。

その激闘ぶりはいつまでも人々の記憶に残るでしょう。

この第6回選手権大会で、指折りの好カードと茨城県勢の
心に刻まれたというのは、取手二の初戦、2回戦の箕島戦ではないかと思います。

春選抜3回、夏選手権大会1回の優勝を肌で知る優勝候補の一角とされる、
尾藤公監督率いる箕島高校に打ち勝って、決勝まで勢いよく駆け上がります。

取手二はエース・石田文樹(元横浜)を温存しています。

先発は変則で左横手投げの柏葉勝己投手。
しかし、柏葉勝己投手の変調で初回に箕島に先制を許すと、
取手二は、素早く石田文樹投手に交代するわけですが、
2回に追加点を許し、7回にはほかにも3点目を奪われます。

いくらなんでも勝負は、箕島の有利と、甲子園球場の大勢の観客は
予感したことでしょう。

が、8回。降りしきる雨の中、ぬかるんだグラウンドが
甲子園球場の神様を動かすのです。

そうとしか何とも言いようのない展開が待っています。

二失で無死のランナーを出すと、箕島のエース・島田章弘(阪神)、
代わった杉本正志(広島)を突破し、2本の三塁打が出て、
一挙に5点を奪うビッグイニングというわけです。

取手二から常総学院に移った木内幸男監督の選手起用法や
作戦は「木内マジック」として注目されているが、誰もが感じていた
強豪校の勝利が、木内マジックの前には消滅していく・・・。

その巧妙な采配を見せ付けられた一戦となったのです。

ヒーロー 吉田剛

第66回選手権大会決勝でPL学園を破り、初優勝した取手二の吉田剛の
「強気」をはっきりと覚えています。

主将で遊撃手、パンチ力があるリードオフマンは、決勝の7回表、
桑田真澄投手からPL学園の夏連覇の夢を砕かんばかりの2点本塁打を
放って、4対1と点差を広げます。

だけども、8回裏に1点差まで迫られ、9回には本塁打を浴びせられて同点に。

そうだとしても、今思うと10回に4点を挙げて優勝した取手二の
“奇跡の演出”の序章であったともいえるでしょう。

決勝からの印象が強いが、吉田剛選手が際立って光っていたことは
準決勝に鎮西戦です。

7回裏、三塁に到達した吉田剛選手は、3番・下田和彦の打席で、
鎮西バッテリーに意表をつく、この大会これのみとなる
ホームスチールを見事に決定づけます。

奇襲に沸く取手二は、4番・桑原淳也選手が2点本塁打で続き、
初の決勝進出をたぐり寄せるイニングだったのです。

強さと攻撃力、吉田剛選手の本来の実力を見せた瞬間です。

ユニホームに背番号が実用化されたのは、第34回選手権大会。
開会式で選手宣誓をおこなうのは水戸商の豊田泰光選手。

第39回選手権大会初陣で初戦の県和歌山商線を白星で飾る
土浦一投手・五来孝輔。主将は遊撃手の安藤統夫。

第56回選手権大会。強打の東海大相模打線を相手に
延長16回の熱戦を演じる土浦日大の豪腕・工藤一彦投手。

第58回選手権大会。春選抜でノーヒットノーランを成就し、
夏の選手権大会でも市新港戦で力投、鉾田の戸田秀明投手。

第76回選手権大会。「走者が出てくると気が引き締まる」という
水戸商の森田覚投手。盛岡四戦で10三振を奪い完封に。

夏の甲子園選手権大会初出場を目指す
明秀日立のエース・細川拓哉投手は、2018年春の選抜では
2勝を挙げているのです。

夢へあと1勝 明秀日立

茨城県大会の「あと1勝」でしたら、2015年に霞ヶ浦が6回目の
決勝進出で初めて代表の座を掴んだ記憶が新しいですけれども、
現在、初優勝を達成する最右翼に居ることは、ダントツに「明秀日立」。

1925年に助川裁縫女学校となってスタートし、日立好を経て現校名に。

青森の光星学院(八戸学院光星)を率いて甲子園球場に
春夏計8回出場の金沢成奉監督が就任してからは、甲子園球場こそ
今年の春選抜まで経験なしの状態ながらも、名門校同様の戦績です。

2017年秋の県大会を制し、関東大会でも準優勝。
今春2018年は選抜に出場し、3回戦まで進みます。

2016年には、決勝で常総学院に0対1で敗れ、涙を飲みますが、
2018年は優勝候補のひとつです。

出場できれば、日立市内の高校では、1985年第67回選手権大会の
日立一以来です。

地方大会での「あと1勝」のみならず、夏の甲子園高校野球での
初勝利も期待ができます。

茨城県勢ベスト8以上進出校とメモリアルナイン

・水戸商 第34回選手権大会 豊田泰光
・土浦一 第39回選手権大会 安藤統夫(統男)
・土浦日大 第56回選手権大会 工藤一彦
・鉾田一 第58回選手権大会 戸田秀明
・取手二 第66回選手権大会優勝 石田文樹、吉田剛
・常総学院 第69回選手権大会準優勝 仁志敏久
・常総学院 第75回選手権大会ベスト4
・水戸商 第76回選手権大会 森田覚
・常総学院 第80回選手権大会
・常総学院 第85回選手権大会優勝 坂克彦
・常総学院 第95回選手権大会
・常総学院 第98回選手権大会

茨城県

県北部には阿武隈高地と八溝山地が延び、その南端に筑波山がそそり立つ。

筑波山を仰ぐ常陸台地は、有数の畑作地帯で、東京への食糧供給基地。

かつては「関東のみちのく」と呼ばれ、開発の遅れた県の一つでしたが、
近年は、鹿島臨海工業地帯や東海村の原子力発電所。

つくば研究学園都市と、各地に現代日本を象徴する横顔を見せる。

県都・水戸は徳川御三家の城下町として栄えます。

廃藩置県を経て、統廃合で茨城、新治、印旛、木更津4県が成立。

1875(明治8)年一部を千葉県に移して、現在の県域に。

茨城県章は、県花バラをモチーフに開き始めたつぼみをダイナミックに
象徴化した。

茨城県名の由来は、茨(いばら)で城(き)を築いたという伝承から。

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